まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
- ルールと点数計算の全体:ビリヤード ボーラードのルール・点数計算・ランク早見
- スペア1回で何点増えるかの逆算:ボウラードの点数計算
- お店やJPAを含むクラス分けの全体:ビリヤードのクラス分け基準
補足
「ボーラード」と「ボウラード」は、同じ競技の表記ゆれです。
結論:ボーラードのクラス目安は資料によって最大10点ずれる
| クラス | Wikipedia「ボウラード」 | 栗林超人プロ(CSJブログQ&A) | 検定対応表にある技術の目安 |
|---|---|---|---|
| ビギナー | 40点未満 | 区分なし | ルール、道具、フォームで分からないことが多い |
| C級 | 40〜80点未満 | 90点未満 | 押し球・引き球ができる |
| B級 | 80〜150点未満 | 90〜160点 | ナインボールでマスワリができ、ヒネリも使える |
| A級 | 150点以上 | 160点以上 | ほぼ全てのテクニックを知っていて、高い確率で実践できる |
| SA級 | 区分なし | 区分なし | アマチュア公式戦(主に全国区)のタイトルホルダー限定 |
- Wikipedia:参考文献の目安として載っており、「この指標は書籍などにより異なる」と注記されています。
- 栗林プロ:「ボーラードの点数だけでは正確ではない」と前置きしたうえでの目安です。
- 技術の目安:billiards-cues.jpの「ビリヤード検定 級と段(仮)対応表」(PDF、2014年2月作成)にある「従来のクラス分け」の説明を要約しました。
なぜ資料によってクラスの境目が違うの?

- クラスは自己申告が前提:検定対応表では、A級を「判定試験などがなく『自称』で名乗れる最上級のクラス」と説明しています。資格ではないので、書く人によって目安が変わります。
- 資料が書かれた時期が違う:検定対応表は2014年作成で、表題に「(仮)」が付いています。Wikipediaには、2008年時点の記述も含まれています。
- 公式の指標がまだ使える状態にない:日本ビリヤード協会(NBA)のBowlardNETには、VOHという1〜9段階のハンディキャップがあります。ただしWikipediaでは「明確なアナウンスは行われていない」とされていて、クラスの基準としては使えません。
80〜90点のグレーゾーン:B級を名乗れる条件
オープンだけで取れるのは90点まで
| 基準 | 1フレームの平均で必要な点数 | オープンだけで届くか | B級の中身 |
|---|---|---|---|
| Wikipedia(80点) | 8点 | 届く(毎フレーム2イニングで8球) | 取り切れなくても、球を落とし続けられる |
| 栗林プロ(90点) | 9点 | 全フレーム9球のときだけ届く | 実際には、スペアを取れることが条件になる |
80〜89点の人の判定手順
- 直近の複数ゲームで、平均点と1ゲームあたりのスペア回数を記録します。ゲーム数は、目安として10ゲームを使いましょう(10ゲームは編集部の提案です)。
- スペアがほとんどなく、点数をオープンで積み上げている場合は、C級寄りと考えます。
- 毎ゲームのようにスペアが取れて、ナインボールでのマスワリ経験とヒネリ(手球の横回転)の技術もある場合は、B級寄りと考えます。
- 人に伝えるときは、「Wikipediaの目安でB級」のように、どの基準かを添えます。
150〜160点のグレーゾーン:A級を名乗れる条件
差は「1イニング目の1球」
| 1イニング目の平均球数 | 合計点 | Wikipedia | 栗林プロ |
|---|---|---|---|
| 5球 | 150点 | A級 | B級 |
| 6球 | 160点 | A級 | A級 |
150〜159点の人の判定手順
- 毎ゲーム、スペアを取れないフレームがある場合:栗林プロの基準ではB級です。A級を名乗るなら、「Wikipediaの目安で」と基準を添えましょう。
- ほぼ全フレームでスペアを取り、1イニング目の球数が伸びている場合:複数ゲームの平均で160点を超えれば、どちらの資料でもA級です。
- 技術面:検定対応表のA級は「ほぼ全てのテクニックを高い確率で実践できる」です。セーフティや難しいヒネリなど、ボーラードで試す機会が少ない技術も含めて振り返りましょう。
点数とクラスが食い違うときの考え方
- 試合での強さ:セーフティ(相手に撞きにくい配置を残す守りの一打)は、ボーラードの点数には表れません。栗林プロが「点数だけでは正確ではない」と前置きしているのも、このためと考えられます。
- お店の大会:BAGUS 9BALL TOURNAMENTのように、JPAスキルレベル(A=SL8〜9、B=SL5〜7、C=SL2〜4)と優勝回数でクラスを決めるお店があります。ボーラードの点数は、申告のときの参考にとどめ、申し込む前にそのお店の規定を確認しましょう。
- プロテストとの比較:JPBA-EASTの女子合格ラインは3ゲーム420点(1ゲーム平均140点)で、WikipediaのA級目安(150点)より低くなっています。これは、プロテストとアマのクラス目安が、別々の団体や資料の物差しだからです。数字を並べて上下を決めることはできません。男子は630点(平均210点)です。詳しくはルールと点数計算の記事を参照してください。
- 過去の基準:レッスンプロの「3ゲーム450点」は、2008年時点で募集が止まっていた枠の基準です。今のクラス判定には使えません。




