まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
- フレーム中にテーブル上の球数は22個→7個→2個へと減っていくという動的な構造
- 6レッドスヌーカー(13個)・スヌーカープラス(24個)という球数が変わる公式バリエーション
- 国内のスヌーカー台は43台しかないという現実と、それでも始める具体的な方法
スヌーカーのボールの数は結局いくつ?まず22個と覚える
22個の内訳と、それぞれの点数
| 種類 | 個数 | 1個あたりの点数 | 役割 |
|---|---|---|---|
| 手玉(白) | 1 | ― | 撞く球。落としたら反則 |
| レッド | 15 | 1点 | 落としたら戻さない |
| イエロー | 1 | 2点 | レッドが残る間はリスポット |
| グリーン | 1 | 3点 | 同上 |
| ブラウン | 1 | 4点 | 同上 |
| ブルー | 1 | 5点 | 同上 |
| ピンク | 1 | 6点 | 同上 |
| ブラック | 1 | 7点 | 同上 |
| 合計 | 22 | ― | 的球は21個 |
「手玉を入れて全部でいくつ?」への即答
- 的球は何個? → 21個(レッド15+カラー6)
- カラーは何色? → 6色(黄・緑・茶・青・ピンク・黒)
- 147を出すには何回落とす? → 36回(レッド15+ブラック15+カラー6)
- カラーの合計点は? → 27点(2+3+4+5+6+7)
なぜ「21個」と「22個」で情報が割れるのか?

公式規則はどう定義しているか
WPBSA公式規則(2022年5月更新版)では、ボールの直径は52.5mm(公差±0.05mm)、1セット内の重量差は3g以内と定められています。プレイ面はクッション面間で3569mm×1778mm(11ft8.5in×5ft10in、公差±0.5インチ)、テーブル高さは851mm〜876mmです。
「21個の中に手玉が入っている」誤記にも注意
注意
試験やクイズで「21個」と答えて不正解になるケースは、設問が「手玉を含めて」と明示している場合です。逆にルール解説の文脈で「的球は21個」と言うのは完全に正しい表現です。文脈で使い分けてください。
あなたに必要な「ボールの数」はどれ?4分岐で確認
① クイズ・雑学で答えたい人
- 全部でいくつ(手玉込み)→ 22個
- 的球はいくつ → 21個
- カラーは何色 → 6色
- 147達成に必要なポット数 → 36回
- カラー6色の合計点 → 27点
② ルールを理解してプレーしたい人
- レッド15個 → 落としたら戻さない。1個1点。
- カラー6個 → レッドがテーブルに残っている間は、落としても元のスポットに戻される(リスポット)。
- 進行順は「レッド1個→カラー1個→レッド1個→カラー1個…」の交互。
- レッドが全部なくなったら、カラーを点数の低い順(黄2→緑3→茶4→青5→ピンク6→黒7)に落としていく。
- この最終段階では、カラーは落としたら戻さない。
③ ボールセットを買いたい人
- [ ] 22個入りか、21個+手玉別売りか(商品説明の内訳を確認)
- [ ] 直径52.5mmか(WPBSA公式規格)
- [ ] セット内の重量差3g以内を謳っているか
- [ ] レッドが15個入っているか(6レッド用の6個セットではないか)
④ 実際にプレーしたい人
- スヌーカー台のある店を探す:日本スヌーカー連盟のサイトから設置店・競技会情報をたどる。都市部に限られます。
- 6レッド(13個)から入る:全日本6-redスヌーカー選手権が現役で開催されており、2026年7月26日にJSA公式サイトで第15回大会の結果が公開されています。台のサイズは15レッドと同一です。
- 9ftポケット台で代替練習する:厚み・入射角の感覚づくりだけならポケット台でも可能。ただしポケットの相対的な広さが違うため、あくまで補助と割り切ってください。
補足
JSAは関東オープン・関西オープン(G2)などのランキング戦を東西で継続運営しています(2026年8月8日告知)。台の数は少なくても、競技としての受け皿は動いています。
テーブル上のボールの数は22個で固定ではない
局面別・テーブル上の球数の求め方
| 局面 | テーブル上の球数 | 内訳 |
|---|---|---|
| フレーム開始時 | 22個 | 手玉1+レッド15+カラー6 |
| レッド全消化直後 | 7個 | 手玉1+カラー6 |
| 最終局面(ブラックのみ) | 2個 | 手玉1+ブラック1 |
残り点数を逆算する式
- 残レッド15個(開始時)→ 15×8+27=147点(これがマキシマムブレイクの式そのもの)
- 残レッド5個 → 5×8+27=67点
- 残レッド1個 → 1×8+27=35点
- 残レッド0個 → 27点
残り点数から戦略を決める判断表
| 残レッド | 最大残り点数 | 逆転可能な点差の上限 | 取るべき戦略 |
|---|---|---|---|
| 15個 | 147点 | ほぼ全て | 自由に攻める |
| 10個 | 107点 | 106点差まで | 攻めて連続得点を狙う |
| 5個 | 67点 | 66点差まで | 攻めとセーフティの併用 |
| 3個 | 51点 | 50点差まで | セーフティ主体で機会を待つ |
| 1個 | 35点 | 34点差まで | セーフティで相手のミス待ち |
| 0個 | 27点 | 26点差まで | スヌーカー(反則誘発)狙い |
反則点は1回あたり4〜7点
球数が変わるスヌーカーもある|6レッドとスヌーカープラス
6レッドスヌーカーのルールと球数
スヌーカープラス(1959年)|24個だった時代
ビリヤード種目別・使用球数早見表
横スクロールできます
補足
6レッドとスヌーカープラスで台のサイズが同じなのは、変わったのが球の構成だけだからです。テーブル規格(3569mm×1778mm)はスヌーカーの定義そのものなので変わりません。
球が多いから難しい、は誤解|本当の難易度要因
要因1:ポケットが相対的に狭い
要因2:球が小さく、台が大きい
要因3:ラシャの目でボールが曲がる
注意
「球数が多い=難しい」と考えていると、練習の方向を間違えます。優先すべきは球数への慣れではなく、狭いポケットに通すための厚み精度です。ポケット台で練習する場合も、ポケットの手前にコインなどで狭い通過点を作ると、スヌーカーに近い精度要求を再現できます。
記録から見る、到達点の高さ
初心者がやってはいけないNG対応
NG1:「21個は間違い」と決めつける
NG2:内訳を確認せずに数字だけ引用する
NG3:ポケットビリヤードのボールで代用しようとする
NG4:カラーが戻ることを忘れて残り点数を数える
NG5:台がないことを理由に諦める
注意
スヌーカー台は12フィートと大きく、設置できる店舗が限られます。訪問前に台の有無と予約可否を電話で確認しておくと、無駄足を防げます。




