まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
補足
出典で確認できた数値は、ミスキューの限界0.5R(約14mm)などの基準だけです(Rは手球の半径)。距離ごとの撞点・調整幅・合格本数は、この記事が練習の出発点として置いた目安で、実測値ではありません。出典の確認日はすべて2026年10月9日です。
結論:ストップショットは「まっすぐ・低め・ゆっくり」で止まる
- 手球・的球・ポケットを一直線に並べる
- 撞点を、縦の中心線上で中心か少し下に決める
- ゆっくり、まっすぐストロークする
- 手球が前に出たか、戻ったか、横に流れたかを見る
- 撞点かスピードのどちらか1つだけを直し、10球ごとに記録する
ストップショットとは?スタンショットとの違い

無回転で当たると止まる理由
「強く撞けば止まる」が半分しか正しくない理由
スタンショットとの関係
| 項目 | ストップショット | スタンショット |
|---|---|---|
| 配置 | 完全に一直線 | わずかに角度がある |
| 当たる瞬間の回転 | 無回転 | 無回転 |
| 当てた後の手球 | その場で止まる | 横方向へ動く |
| 使いどころ | 次の的球が近い | 手球を少し横へ逃がしたい |
始める前の準備・必要なもの
- キュー:お店のハウスキューで十分。タップ(先端の革)が平らにつぶれていないものを選ぶ
- チョーク:こまめにつけて、ミスキューを防ぐ
- 手球1個+的球1個:撞点の目印用に、ストライプボールもあると便利
- メモかスマホ:10球中何球止まったかと、撞点を記録する
ボールの大きさとmm換算
距離の測り方:ツーポイント
ビリヤードの撞点はどこ?距離別mm目安表
出典で確認できる基準
- 0.5R(約14mm):一般に受け入れられているミスキューの限界
- 0.4R(約11mm):上なら手球がすぐ自然に転がる高さ。下なら、ロングのパワードロー(遠くから大きく引く球)に最適な高さ
- 0.2R(約6mm):中心より上のこの高さが、スピードと距離のコントロールが最も安定する
距離別の撞点・スピード目安表(この記事の出発値)
| 手球と的球の距離 | 出発値(中心から下) | mm換算 | スピード | 失敗しやすい点 |
|---|---|---|---|---|
| ボール1個分 | 0〜0.1R | 0〜約3mm | ゆっくり | 下げすぎて手球が戻る |
| ツーポイント | 0.1〜0.2R | 約3〜6mm | ゆっくり〜普通 | 遅すぎて回転が抜け、前に出る |
| 台の半分 | 0.2〜0.3R | 約6〜9mm | 普通 | ストロークが曲がり、横に流れる |
| ロング | 0.3〜0.4R | 約9〜11mm | 普通〜強め | 力みとミスキュー |
| ■ミスキュー域■ | ■0.5R以上■ | ■約14mm以上■ | ― | タップが滑る(出典あり) |
撞点は「縦の中心線」だけを動かす
ストップショットのやり方を5ステップで解説
ステップ1:一直線に並べる
ステップ2:構えをつくる
- 狙う線の上に、キューと目線をそろえる
- ブリッジ(キューを支える手)は台にしっかり置き、動かさない
- 撞く腕は、肘から下を振り子のように前後させる
ステップ3:撞点を決める
ステップ4:ゆっくり、まっすぐ撞く
ステップ5:結果を見て、1つだけ直す
- 前に出た → 撞点を約3mm下げる、またはスピードを1段上げる
- 後ろに戻った → 撞点を約3mm上げる、またはスピードを1段落とす
- 横に流れた → 配置がまっすぐか、撞点が左右にずれていないかを確かめる
ストップショットが止まらないのはなぜ?症状別の逆引き診断
| ①症状 | ②確認すること | ③処方(1つだけ) |
|---|---|---|
| 手球が前に出る | 撞点が高い | 撞点を約3mm下げる |
| 手球が前に出る | 撞点は低いが、遅すぎて回転が抜けた | スピードを1段上げる |
| 手球が後ろに戻る | 撞点が低すぎる | 撞点を約3mm上げる |
| 手球が後ろに戻る | スピードが強すぎる | スピードを1段落とす |
| 手球が横に流れる | 配置がわずかに斜め | 並べ直す。角度があるならスタンとして扱う |
| 手球が横に流れる | 撞点が左右にずれた | 縦の中心線へ撞点を合わせ直す |
| 的球が外れる | ストロークが曲がった | 素振りで、キューがまっすぐ出るか確かめる |
ラシャの状態も疑う
注意
「前に出たから強く撞く」を繰り返すと力みやすくなります。この記事では、まず撞点を約3mm下げるほうから試します。
効率化・応用のコツ:撞点で距離を作る・台ごとの合わせ直し
撞点だけで手球の前進距離を変える
お店の台ごとの合わせ直し手順(この記事の提案)
- ツーポイントの配置で、目安表の出発値・ゆっくりで5球撞く
- 手球が前に出るか、戻るかを見る
- 撞点を約3mmずつ動かし、止まった撞点をメモする
- それをその台の「基準撞点」にする
- ほかの距離は、基準撞点から目安表の差で動かす
5段階の練習チェックリスト
| 段階 | 配置 | 合格の目安 | 記録 | 使った撞点 | 台のメモ |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | ボール1個分・一直線 | 10球中8球 | _/10 | 下_mm | |
| ② | ツーポイント・一直線 | 10球中7球 | _/10 | 下_mm | |
| ③ | 台の半分・一直線 | 10球中6球 | _/10 | 下_mm | |
| ④ | ロング・一直線 | 10球中5球 | _/10 | 下_mm | |
| ⑤ | 角度のあるスタン | 10球中6球が狙った方向へ | _/10 | 下_mm |
ストライプボールで限界の低さを確かめる
- ストライプボールを3個、帯の向きをそろえて三角形に並べる
- 帯の縁がそろえば、帯の幅は直径の半分。縁を0.5Rの目印に使える
- そろわないボールは、目印として使わない
注意点・リスク:ミスキュー・マナー・最新ルール
ミスキューとマナー
- 撞点は中心から約14mm(0.5R)より下げない(Billiards Digest 2011年9月号)
- チョークはこまめにつける
- 台の使い方や練習の可否は店のルールに従う
試合に出る人は2026年のルール改定を確認
- 計測時に、テーブルに置いたキューから手を離してもファールにしない
- ファール以外の理由で動いたボールは、元の位置に戻す
- ナインボールのヘッドライン通過の判定を、的球の端から中心に変更
- テンボールのセーフティコールを廃止
注意
上の2ページで確認できた改定項目に、ストップショットの撞き方に関わるものはありませんでした。大会やリーグで使うルールはそれぞれ違うので、参加前に要項を確認してください。




