まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
- 自分と相手のクラスを、JPAのスキルレベルに置きかえる
- 計算式で「何先対何先」を出す
- 10セットごとに勝率を見て、1段階ずつ直す
補足
店のハンデ表や大会要項は変わります。本文の店舗情報は2026年10月6日に各公式ページで確認した内容です。
ビリヤードのハンデの付け方は?まず決める3つのこと
先取数(何先)の差がいちばん基本
- あそびば(USナインボール):SA級以上5先、A級4先、B級3先、C級以下2先
- STELLA(PABCマンスリー):A6先(A同士は5先)、SB5先、B4先、C3先
簡易ハンデは足りないときに足す
- ブレイク権を下位の人に譲る
- 上位の人だけコールショット(入れる球とポケットを宣言)にする
- ボールハンデ(ナインボールで、下位の人は7番や8番を入れても勝ち)
ハンデが合わない主な原因

原因1:クラスはほとんど自己申告
原因2:店ごとにハンデ表が違う
原因3:種目によって効き方が変わる
注意
「前の店でB級だった」をそのまま申告すると、店の表によっては1セット分ずれます。初めての店では、その店のクラス基準を先に確かめてください。
JPAスキルレベルとビリヤードのクラス目安は?換算表で見分ける
JPAスキルレベルとは
クラス換算×店ハンデの対応表
| クラス | JPA 9ボールSL | APA 9ボール必要得点 | あそびば | STELLA | 技術の目安(CUE'S) |
|---|---|---|---|---|---|
| ビギナー | 1〜2 | 14〜19 | C級以下2先に含まれるかは店に確認 | 記載なし | 遊び程度(全くの初心者を含む) |
| C下・C上 | 3・4 | 25・31 | 2先 | 3先 | 押し球や引き球ができる |
| B下〜B上 | 5〜7 | 38〜55 | 3先 | 4先 | マイキューで日常的にプレーし、マスワリができる |
| SB | 8 | 65 | 記載なし | 5先 | — |
| A | 8〜9 | 65〜75 | 4先 | 6先(A同士5先) | 判定試験なし・自称で名乗れる最上級 |
| SA | 目安なし | — | 5先 | 記載なし | 公式戦のタイトルホルダー限定 |
出典:SLはJPA Q&A、必要得点はAPA「The Equalizer Handicap System」(9-Ball Points Required To Win Chart)、店の先取数は各店公式(2026年10月6日確認)、技術の目安はWeb CUE'S(2014年)。
初めての店では何級で申告する?
- 店にJPA換算の基準があれば合わせる(例:BAGUSはC=SL2〜4、B=SL5〜7、A=SL8・9)
- JPAの成績がなければ、表の「技術の目安」でいちばん近い級を選ぶ
- 迷ったら、ふだんのプレーの様子をスタッフに伝えて相談する
補足
BAGUSでは、CからBは「Cクラスハンデで全クラス対象試合に1回優勝」で昇格します。ただし参加16名未満や平日の大会は対象外で、降格は原則ありません(同店クラス分け基準ページ)。
具体的な解決方法:ハンデは何先にする?計算式で決める
APAの必要得点とは
計算の手順
- 2人のクラスを、換算表でSLに置きかえる
- 上級者の先取数を決める(例:5先、7先)
- 上級者の先取数×(下位の必要得点÷上級者の必要得点)を計算する
- 四捨五入して下位の先取数にする(最低1先)
- 店のハンデ表と比べて、大きくずれていないか確かめる
計算例
| 組み合わせ | 上級者 | 計算 | 下位 |
|---|---|---|---|
| SL4(31点)対SL6(46点) | 5先 | 5×31÷46≒3.4 | 3先 |
| SL3(25点)対SL8(65点) | 7先 | 7×25÷65≒2.7 | 3先 |
| SL3(25点)対SL5(38点) | 3先 | 3×25÷38≒2.0 | 2先 |
| SL2(19点)対SL7(55点) | 5先 | 5×19÷55≒1.7 | 2先 |
注意
この式は、APAの得点制ナインボールの必要得点を先取数に当てはめたこの記事独自の目安で、APA・JPAの公式ルールではありません。一致したのは上の2例だけです。次の章の勝率チェックと一緒に使ってください。
ケース別の対処:ハウストーナメント・ローテーション・友人同士
ハウストーナメント
- あそびば:USナインボールのセットハンデ。2026年10月8日(木)洛西店で開催予定、参加費1,200円(事前申し込みで1,000円)。「ハンデは自己申告によるものとしますが、当店の独断により申告ハンデを変更する場合があります」と明記しています。
- STELLA(神楽坂):ウィークリートーナメントは「2026/7現在休止中」。PABCマンスリーは参加費3,000円、BCマンスリーは2,500円で、BCではJPAのSL1〜4をC、5〜8をBとします。
ローテーション
補足
届く可能性があるだけで、勝てるとは限りません。120点対60点は一例で、実力差に合う比率を示した資料は見つかりませんでした。級別の目標点が決まっている大会では使えません。
友人同士:実力差別のハンデ診断
| 上級者の勝率(直近10セット) | ハンデの組み合わせ |
|---|---|
| 60%未満 | ハンデなし |
| 60〜75% | セット差1 |
| 75〜90% | セット差2+ブレイク権を下位へ |
| 90%超 | ボールハンデ(下位は7番以降で勝ち)+ブレイク権を下位へ |
注意
この区切りは調整しやすさを考えたこの記事の目安で、公式の基準や実測データではありません。10セットでは偶然のぶれも大きいので、1回の結果で大きく動かさないでください。
予防・再発防止のコツ:10セットごとに見直す
- [ ] 直近10セットの勝敗を記録した
- [ ] 上級者の勝率が60%を超えたら、下位側にハンデを1段階足した
- [ ] 40%を下回ったら、ハンデを1段階戻した
- [ ] 種目を変えたら、記録をリセットした
- [ ] 下位の人が店のハンデ戦で優勝したなど、上達したらクラスを見直した
専門家・公的情報の見解
やってはいけないNG対応
- 過少申告:実力より低いクラスを名乗ること。JPAではペナルティの対象です。
- 試合中にハンデの変更を求める:変えるなら次の10セットからにします。
- 負けを「ハンデのせい」にする:見直しは記録をもとに話し合います。
- 店が変えたハンデに強く反論する:気になる点は大会後に落ち着いて聞きます。
- 1回負けただけで大きく変える:区切りごとに1段階ずつ動かします。




